高校野球

2009年4月4日 音楽
長崎県勢では初の夏春連続優勝の清峰高校。
めでたいめでたい。
そこで思い出したのが、篠原美也子の「ダイヤモンドダスト」。
清峰高校の負け試合の後、聴いた覚えがあった。
たぶん夏の甲子園だったろうと思う。


かなう夢とかなわぬ夢とが交差するその瞬間
時は止まって
見上げる空はブルー  夏は青く  青く
という歌詞が頭の中でぐるぐる回っていた。

ま、ぶっちゃけ負け試合の歌なので今回のことには似つかわしくないのだが、快挙を成し遂げた、かの高校もこういう事を経験してきたのだということで。

何回も書くが、この人の歌はいい。


篠原美也子さんの曲は、私にとって趣味の文章書きのイメージソングである。
実際の曲でよく聞くのは数えるほどだが。
というのも、この人の曲は取っ組み合って聞いて消化しないと流れてくれないからだ。
だから2006年に出たCD「レイディアント」は買い損ねてしまって、楽天でもアマゾンでも在庫切れである。
この「桜花撩乱」も出て一年近くなろうとしているのに購入するかどうか迷っている始末。
廃盤になる前に購入しようと決心したのは遥かな昔だなあ。
それほど好きなのに構えないと聞き損ねる人なのだ。
そんなの好きって言わないんじゃねえの?とも思うが、動静が気になるってことは好きなんだよ。
この中で、「永遠を見ていた」という曲をダウンロードすることができた。
直球ど真ん中だった。もろ好み。
この人の歌って、恋愛よりも人生とか生き方を歌ってる曲の方が好きな曲が断然多い。
何より詩が引きつけられる。例えば「永遠を見ていた」の中の一節。

「見えない明日を未来と呼んで、見えないから見えた希望がいて」(推測)

すっげえなあ、と思う。
こんな一節をどうやって考えつくのか。
卒業シーズンに、卒業した人が振り返ってみたその頃。

やりきれない思いを、捨てきれない希望を、夢を胸に抱きつつ現実と折り合い人生を生きていく。
後悔があり、これからに期待しつつ、不安になり、右往左往しつつ一日を暮らしていく。
それをあざ笑う自分とあきらめる自分と抱きしめる自分と。

そんな思いを抱かせるこの人の歌をやっぱり好きなのだ。


桜花撩乱
篠原美也子 CD インディーズ・メーカー 2007/04/25 ¥3,150
交響詩編エウレカセブンというアニメ番組がある。
はっきり言って興味はなかった。
だけど、どうしてかエンディングテーマはよく聞いていた。
起きてテレビをつけるとちょうどその時間だったので。
でも憂鬱なエンディングだった。曲でなく、画像が。
ある日曜日、偶然にもオープニングテーマを聞いた。
一種の衝撃。

試聴するつもりが出来ず、あちこち歩き回った末に見つけたCDを即購入。
聞いたとたん、衝動買いは間違いなかったと理由もなく確信した。

人によって好き嫌いはあろうが、私は好きだ。
マッシュアップされたオペラ風のアメイジンググレイスが狂ったようなハイテンションの曲調とマッチしていると思う。
曲のドライヴ感と歌詞との違和感も何か惹かれる。

これは私の個人的な感想なので、参考にはならないと思う。
でも試聴くらいはしてもいいのではないかと思う曲である。
窓ユーザーしかできないけどね、試聴。○ニーめ、もっと大人になれよ。


NIRGILIS acchu iwata CD DefSTAR RECORDS 2006/03/01 ¥1,223sakura
sakura(cherry blossom)
Re:コモンガール
sakura(original instrumental)
ミュージックバトンなるものが相棒からまわってきた。
このところネットで流行しているらしい。
他にコミックバトンとか本バトンとか萌えバトンとかあるそうだ。
で、五つの設問に答える事にする。

設問1 ハードディスクにどれだけのバイトのミュージョックディスクが入っているか

    ただいま、3.45GB。
    ただし、昔から持っているCDはほとんど未収録のため、全部入れたらどの    
    くらいになるのか不明。
    ipodminiで足らないのは確実。

設問2 今聞いている曲

    弦楽合奏による「主よ、人の世の喜びを」

設問3 最後に買ったCD
    
    フラワーカンパニーズの「深夜高速」
    地元で毎夏催される「スカイジャンボリー」というイベントに地元FM局が  
    協賛か主催かしていて、出演バンドの曲を流しているコーナーでの紹介。
    撃墜され、衝動的に購入。ときどきこんな事がおきます。

設問4 よく聞く、または特別な思い入れのある5曲

1 世俗カンタータ「 カルミナブラーナ」
  ラテン語での合唱なので全くわからないが、解説や訳詞の猥雑さに痺れる。
  もともとは野田昌宏大元帥作「銀河乞食群団」の中で使用されているのに興味を   
  もったのが発端。

2 ヘンデル作曲「メサイア」より「ハレルヤコーラス」
  合唱団に在籍していた小学校時代に最初に歌ってからずっと引きずっている。
  英詞なのだが、わけわからんまま歌っていた記憶が。

3 ミュージカル映画「サウンドオブミュージック」より「全ての山に登れ」
  TV放映で聞いて以来記憶に残っていて、サウンドトラックを衝動買い。(こん  
  なんばっかや)

4 ヨーヨー・マ演奏の「リベルタンゴ」
    サントリーのCMで痺れた。

5 デペッシュ・モード「 ブラックセレブレーション」
  声のエロさに戦慄。知り合いから紹介されはまった事も。解散とかで活動休止に 
  なったらしい。
  今どうしてるんだろう。 

おまけ 次点  篠原美也子の曲全部。
        中島みゆきの「キツネ狩りの歌」

設問5 バトンを渡す5人  
    なんでネット友達の少ないこっちに回ってくるかな。
    5人もおりません。東京時代からの友人、ひろなかひろさんに。
    子育てで大変でしょうが、暇な時にお願い致しますだ。
四月末に発売になったものの、購入に迷っていた。
内容が私の好みとずれていたものだから。
同時期に発売されたセルフカヴァーも。

しかし。
絶盤になる前には購入しておかなければなるまいと諦めた。(非常に失礼ですな)
絶盤になってから必死こいて探しまわった苦労は、もうしたくなかったから。

曲についてはまだ聞きこなせていない状態だから、何とも言えず。

ただ、篠原さんの“ひと”に対する想いはいつも真摯だと思う。

技術としては曲と声のバランスが気になる。
前の<種と果実>でも感じたことだったのだが。
私だけの感じ方かもしれないが、声が曲の一部となっている感じ。
微妙なバランスだけれども、もうちょっと“声”が聞こえるほうが、私はいい。
あくまでも主役は“声”だと思う、私の感じ方からすればね。
まあ、これから聞きこなしていけば、気にならなくなるのかもしれない。

篠原美也子 CD ポプラト 2005/04/27 ¥3,150
only you/白い月/尽きせぬ思い/アスピリン/HOPE/ゆらゆら/その時/
loop of smile/Journey/最後のドアを閉めて/まだ見ぬ明日の為に
帰宅したら、予約していたCDが届いていた。

篠原美也子さんの、セルフカヴァー・アルバム第二弾。

「everything is passing」

篠原美也子と言っても、知らない人の方が多いかと思う。
現在はライヴ中心に活動なさっている方らしい。
「東京百歌」というイヴェントに出演なさっているらしい。
らしい、というのは、この人のことはCDが出たら買うくらいで、ライヴに行ったことすらないからだ。

歌以外は全く知らない。

この人との出会いは、当時楽器店に勤めていた友人からの勧めだった。
「平成の中島みゆき」といわれている新人。
私は、気の毒に、としか思わなかったのを覚えている。
いくらビッグネームを利用して売り出したいからと言って、中島みゆきはないだろう、と思ったからだ。
誰でもない、中島みゆきという世界を構築している人の名前を使うことは危険じゃないのだろうか。
下手をすれば落差で潰れるのじゃないか、とすら思った。
中島みゆきが好きだったこともあり、「篠原美也子」のアルバムを購入した。
何が中島みゆきと並び称されるところなのかと、確かめたかったのもあったのかもしれない。
それが篠原美也子のセカンドアルバム「満たされた月」だった。

「誰でもない、篠原美也子」を聴いた。

中島みゆきと並び称されるところなどどこにもなく、篠原美也子は「私は篠原美也子だ。」と叫んでいたように思う。

「I’m noboddy 」と。

それから、この人は私の中で微妙な距離をとりつつも忘れられることもなく、この人の曲は文章書きの大事なBGMになった。
まあ、金がなくて購入を逃すうちに廃盤になってたりして、非常に口惜しかったりしたけれど。

今回のCDは今まで出した曲の中から、ピアノだけで再構築した曲をアルバムにしたものの二枚目だ。
実を言うと、好きな曲が入っていたから予約までして購入したのだが、それは私にとっては可もなく不可もなくという結果になり、(初出の方と甲乙付けがたいが、好みだけで言えば、初出の方が私は好きである)初出の時は気にならなかった(好きではあったけれども)曲の方が耳に残った。
3曲目の「情熱」。
ピアノと声が凄く絡み合って、涙が出た。

このセルフカヴァーが出る前に新しいアルバムも出ていて、それも購入して聴いたのだけれど、個人的にはピアノだけの曲がいいな、と思った。今回のように。
新しいアルバム「種と果実」は、がっつりと取り組まないと聴くことができないから、ちょっと疲れる。うるさくて。
私にとってこの人の曲は最初はいつもそうなのだけれど。
付き合いだすまで時間がかかるのだ。

ファーストアルバムを除けばアルバムは全て持っているが、新しい程、音がうるさい気がするのはどうしてだろう。
声と音のバランスが私の好みではないのかもしれない。
ピアノという楽器に、私が特別な思い入れを持っているせいなのかもしれない。

近くに話す人もいないので、綴ってみた。



篠原美也子 CD ポプラト 2004/04/21 ¥3,150
Keepng my step
風のかたち
情熱
Don’t forget
Time is ripe
passing
河を渡る背中
ありふれたグレイ
Fool in the Rain
Good Friend

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